海外の多くの機関及び関係者が、来年の中国の経済情勢に期待感を示した。複数の外資系機関は、住民の所得増、消費回復、企業の収益性の改善、経済のモデル転換及び高度化の持続的な推進といった一連の積極的な動きを受け、来年の中国経済は持続的に回復・好転する見込みとした。
英コンサルティング会社Z/YenのマイクウォードルCEOは、「中東からの多くの投資が中国に流入している。湾岸諸国は、中国との堅固な関係の構築は自分たちの利益になると考えている。中国は巨大なエコノミーで、彼らはそこに進出しようとしている」と述べた。
英紙「フィナンシャル・タイムズ」によると、世界的な鉱業グループのリオ・ティントは、中国の製造業活動の持続的な回復に自信満々だ。同社のヤコブ・スタウショーンCEOは、「中国のインフラと自動車産業は非常に繁栄しており、需要が旺盛だ。当社はこれを市場で確認している。私はこれが短期的な現象ではないと信じている」と述べた。
マッキンゼー中国区主席の倪以理氏は新華社の取材で、「長期的に見ると、中国経済は安定的で高品質な成長を保つ。当社は(中国の)経済環境と市場のチャンスを非常に楽観している」と述べた。
PwC中国ベテラン経済学者の趙広彬氏は、「政府による一連の政策措置の奏功と民間部門の投資増により、中国の来年の経済成長率は今年を上回る見通しだ」との見方を示した。
米CNBCの報道によると、JPモルガンのアナリストはこのほど、中国経済は来年も回復と好転が続くとした。
資産管理会社であるフィデリティの関係者は、「中国政府が打ち出した一連の政策は、現在すでに初歩的に奏功している。投資家にとって来年は多くの投資チャンスがある」と述べた。
UBSウェルス・マネジメント香港資産管理部門の責任者は、「当社は利益に期待し、中国のAIやエネルギーなどの銘柄を買い増ししている」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年12月21日