中国は世界とどのように関わったのだろうか。2023年を振り返る。
昨年、中国の提唱はますます世界に受け入れられるようになった。
インドネシアのジャハリ・ オラトマング中国駐在大使はこのほど、同国と中国は今年、包括的戦略的パートナーシップの樹立10周年と「一帯一路」構想の10周年を同時に迎えたとして祝意を表した。その上で、ジャカルタ・バンドン高速鉄道は、「一帯一路」共同建設とインドネシアの提唱する「グローバルな海洋軸」構想を結び付ける画期的なプロジェクトであり、それが持つ意義は大きいと指摘。同鉄道の開通は、地域の人々に恩恵をもたらし、移動の利便性向上や生活水準の向上のほか、経済発展の促進にもつながると語った。
イランのモフセン・バクティアル駐中国大使は、中国は一貫して中東で建設的な役割を果たしてきたとの認識を示した。同国とサウジアラビアは今年、中国の仲介で、約7年ぶりに外交関係を正常化させることで合意し、歴史的な意義のある出来事となった。
ニカラグアのマイケル・キャンベル駐中国大使は、ニカラグアは「一帯一路」構想のグローバルな発展・文明・安全に関するイニシアティブから直接的な恩恵を受けていると評価。これらのイニシアティブを通じて、中国は「各国と共に努力・協力し、共に偉大な勝利を収めたい」とのシグナルを発していると語った。
昨年、中国のチャンスはますます広がった。
パキスタンのカリル・ハシミ駐中国大使は、同国は輸入博覧会のような見本市を通じて、中国の消費者ニーズを正確に汲み取る機会を得たとの認識を示した。中国には実に多くのチャンスがあり、自国の経済界のみならず各界の関係者らも中国のチャンスから恩恵を得ることができると語った。
ペルーのマルコ・バラレゾ駐中国大使は「中国と協力する利点は明白だ」と指摘。同国と中国は緊密な対話の進展や信頼関係の強化、相互利益を実現している。両国関係の発展は、ラテンアメリカ諸国が中国と協力を深める適切な方法であることを示しており、グローバル・サウスの人々の生活向上に役立つだろうと語った。
モザンビークのマリア・グスタバ駐中国大使は「われわれは皆、中国を手本にしている。中国の政策は、共通の未来の実現に向けた協力を促進することにある。中国は、他の発展途上国が発展し、中国の経験から学べるよう発展の成果をこれらの途上国と分かち合っている」と語った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年1月7日