中国では最近、大学のキャンパス開放の話題が再び注目を集めています。今年は多くの大学が元日前後にキャンパス立ち入りの規則を変更して、より開放的で柔軟な管理措置により市民がキャンパスに入って見学することを便利にしました。
中国の名門校である清華大学と北京大学は2024年の元旦の前に、いずれもキャンパスの開放をさらに拡大し、観光客が入場できる時刻を1時間繰り上げると発表しました。清華大学はまた、週末と祝日の予約枠をこれまでより約50%増加して1日1万2000人以上にしました。平日のキャンパス開放も模索し、キャンパス開放の常態化を徐々に実現します。
清華大学共産主義青年団委員会の程正雨副書記は、「小中高校の生徒が学校の名義で申請すれば、団体として入場できる。現在は本学の芸術博物館と科学博物館も一般向けに開放している。大学とは、実際には人民の大学だ。本学も開放的な大学だ」と述べました。
北京大学学生作業部総合事務室の王麗雅主任は、「大学の歴史や文化、科学普及のための資源を十分に生かし、皆さんのために多種多様な考え方を学ぶ場を提供する」と述べました。
現在までに、北京大学、清華大学、中国人民大学、北京外国語大学、北京理工大学、浙江大学、復旦大学、同済大学、武漢大学などの大学が一般人の入場について、予約と登録により、または身分証を提示して直接にキャンパスに入ることができると発表しました。(Mou、鈴木)
「中国国際放送局日本語版」2024年1月10日