チベット自治区では最近、さまざまな措置を講じて観光経済を強化しています。2023年のチベットの観光接待人数は延べ5500万人を突破し、観光収入は650億元(約1兆3000億円)となり、過去最高を更新しました。
チベットのシガツェは豊富な文化観光資源に恵まれ、59カ所のA級観光地があります。2023年、シガツェはヒマラヤ国際文化観光協力区を建設することで、ヒマラヤの「五つの渓谷」を世界レベルの観光資源として積極的に掘り起こし、観光客数が初めて1000万人を突破しました。
チベットはメトク、マルカム、ポメなどの県を観光ブランド化し、国道318号線、国道219号線などチベットに出入りする幹線道路沿いの観光インフラを持続的に向上させ、農牧民が積極的に観光産業に参加することで収入を増やし豊かになるような措置を講じました。チベットはまた、ドライブ旅行、野生動植物観賞などの体験型観光を打ち出し、「冬のチベット旅行」など一連の政策的サポートも提供しています。(閣、坂下)
「中国国際放送局日本語版」2024年1月10日