国務院弁公庁は「シルバー経済の発展及び高齢者の福祉促進に関する意見」(以下「意見」)を発表した。これは中国が初めて発表したシルバー経済の発展を支持する専門的な文書だ。中国政府網が15日、伝えた。
「意見」は、▽民生事業の発展、喫緊の課題の解決▽商品の供給拡大、質の向上▽多様な需要に焦点、潜在力ある産業を育成▽要素サポートを強化、発展環境を最適化――の4方面の26件の措置を掲げた。
「意見」は商品の供給拡大と質向上について、シルバー経済の経営主体を育成することを明確にした。国有企業のけん引・模範効果を発揮し、国有企業が本業と結びつけシルバー経済関連事業を積極的に開拓するよう奨励・指導する。シルバー経済関連産業の発展に取り組む、もしくは養老サービス用の場及び施設を提供する国有企業の関連投資については、経営業績審査において総合的に考慮する。民間経済の力を発揮し、行政と政府の意思疎通メカニズムを改善し、市場参入の非合理的な壁を打破する。シルバー経済の政策・資金・情報などの直達とスムーズな共有を促すとした。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年1月16日