「醤油のように濁った食用廃棄油が透明なバイオディーゼル燃料と持続可能な航空燃料に変わり、価値が倍になる」河南省君恒実業集団生物科技有限公司(以下「同社」)の李建平チーフエンジニアによると、持続可能な航空燃料(SAF)は従来の石油系航空燃料と比べ炭素排出量を8割近く削減できるという。
同社のSAFは20日、中国民用航空局から航行への使用許可を得た。これは中国初の民間石油化学企業が生産するSAFが正式に航行許可を得て、商業使用に使用できるようになったことを意味する。
中国民用航空局航油航化適航審定センターの夏祖西主任は、「SAFはバイオマニュファクチャリングのグリーン航空燃料と伝統的な燃料を一定比率で混合した新型航空燃料で、全ライフサイクルのCO2排出量を8割以上減らせる、グリーンな航空エネルギーの実行可能な代替案だ」と説明した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年1月27日