複数の金融業の著名人は今月上旬に米国に対して、米国の持続的な債務拡大によるリスクへの注意を喚起した。例えば金融業の大物で哲学者のナシーム・タレブ氏は、米国の債務状況について「致命的なスパイラル」と述べた。米国最大の銀行であるJPモルガンのCEOは、米国の債務が現在のペースで拡大すれば、世界の金融市場は「造反」する可能性があると警鐘を鳴らした。ロシア紙「イズベスチア」(電子版)が5日、伝えた。
上述した2人の他にも、ロバート・ルービン元米財務長官やブラックロックのフィリップ・ヒルデブランド副会長も1月に、債務問題について言及した。ルービン氏は、米国経済は巨額の赤字により「恐ろしい」状況になっていると述べた。ヒルデブランド氏は、巨額の債務は世界の準備通貨としての米ドルの地位を脅かしているとの見方を示した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年2月8日