米ロチェスター大学サイモンビジネススクール院長でマクロ経済学者のセビン・イェルテキン氏は、チャイナ・デイリーの独占インタビューで、「複雑な地政学的試練に直面しているにもかかわらず、中国経済は活力に満ちている」とし、中国経済の先行きについて「非常に楽観的」な見通しを持っていると述べた。
イェルテキン氏は「中国のテクノロジーへの適応度は他国で見たよりもはるかに高く、労働者のほとんどが十分な教育を受けている」と語る。
また、「どの国においても、長期的な成長傾向を真に推進するのは生産性・資本・労働力投資である」とし、「中国が生産的な資本と技術、イノベーション、教育に継続的に投資することが中国の持続可能な成長を促進する」と述べた。
そして、「イノベーションは経済成長の重要な原動力である。技術革新であれ、テクノロジーと人間の結合であれ、中国はデジタル・トランスフォーメーション(DX)が進んでおり、人工知能ツールやさまざまな非常に先進的な製品の導入により、中国のDXは加速している」と指摘した。
「技術分野で多くの進歩と健全な競争が見られるのはいつだって良いことだ」。イェルテキン氏は、中国のデュアルカーボン目標を理解している。持続可能な発展を達成するには再生可能エネルギーとテクノロジーへの多大な革新と投資が必要だが、中国は電気自動車の分野でリードしており、これが中国とアメリカが協力するのに非常に適した分野になるとみている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年2月16日