国際通貨基金(IMF)はこのほど、2024年の中国経済とアジアの新興エコノミーの成長に関する予想値を上方修正した。またIMFは中国などの主要エコノミーの成長に強靭性があることから、今年の世界経済成長率の予想値を0.2ポイント上方修正し3.1%とした。IMFは、中国経済成長の予想値の上方修正は、昨年の中国経済の予想以上の成長の流れと、中国政府が打ち出した関連政策のけん引力の反映と指摘した。
中国の2023年の国内総生産は前年比5.2%増の126兆元以上。中国は依然として世界の成長の最大のエンジンだ。今年に入り質の高い発展が着実に推進中だ。今年1月には景気がやや改善し、年初の経済の積極的なメッセージを発信した。
IMFだけでなく、ゴールドマン・サックスやUBSなどの国際金融機関も最近の報告書で、中国の消費及びサービス業は今年もコロナ後の回復の流れを引き継ぐと指摘した。英エコノミスト・インテリジェンス・ユニットなどは、中国経済のファンダメンタルズは今年さらに安定化すると予想した。米戦略国際問題研究所などの機関は、中国のEVバッテリー、電子製品、鉱産などの輸出が力強く、多くの産業が世界トップの競争力をつけているとの見方を示した。
中国米国商会が発表した最新の調査報告書によると、回答した米国企業の50%が、中国を世界一もしくはトップ3の投資先とした。中国EU商会の調査によると、回答した企業の59%が中国をトップ3の投資先とした。中国ドイツ商会のビジネス自信調査報告書によると、回答したドイツ企業の91%が引き続き中国市場に根ざすとし、過半数が2年内に対中投資を増やす予定とした。
日本経済界訪中団、世界銀行理事訪中団、仏ダノン、米アムウェイ、独BMWなど、国際機関及びグローバル企業の責任者が最近続々と訪中している。中国市場と実務協力の掘り下げに期待している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年2月22日