多くの代表・委員は全国両会の会期中、中国は地域協調発展を持続的に促し、相互補完と質の高い発展の地域経済構造の形成が加速し、地域発展の全体的な効果が着実に拡大すると述べた。政府活動報告は、今年は経済構造の最適化に取り組むとした。各方面の協力と努力により、地域協調発展は再び新たな段階に上がるだろう。
全国政協委員、民盟湖南省委会主委の何寄華氏は、「地域協調発展の促進には、体制及びメカニズムのイノベーションの強化、地域の戦略的な位置づけと資源の強みを立脚点とする地域の産業競争力の向上が必要だ。また科学技術イノベーションのエンジンの力を発揮し、地域協調発展に新たな原動力を注ぐべきだ。長江デルタ、京津冀、粤港澳大湾区などは近年イノベーションけん引を持続的に強化し、多くの先端産業クラスタを形成し、中国経済の質の高い発展に力強い支えを提供している」と述べた。
全国政協委員、南方科技大学副校長の金李氏は、「前海、河套、横琴などの計画案の発表は、粤港澳大湾区の深い融合により有利な条件を整え、本校の発展に新たなチャンスをもたらした。本校が中心になり、河套深港科技イノベーション協力エリアで粤港澳大湾区量子科学センターを建設した。香港科技大学、澳門(マカオ)大学、中山大学と協同で粤港澳大学エネルギー科学・技術専業連盟を発足した。ダブル炭素の目標達成を支える」と述べた。
全人代代表、連泓新材料科技股份有限公司会長の鄭月明氏は、「グリーンな発展は地域協調発展の重要部分だ。私が注目している生分解性材料産業を例とすると、政策のガイドと市場の需要の働きかけにより、中国の生分解性プラスチック産業が近年、大きく進歩した。技術のネックが徐々に解消され、産業規模が大幅に拡大した。地域間の企業の協力を持続的に強化し、イノベーション・研究開発、技術改造、プロセス最適化、スマート化アップグレードなどの措置によりエネルギー効率を高め、地域産業協同発展を促すべきだ」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年3月7日