政府活動報告は、今年の発展の主な目標の一つは、国内総生産(GDP)の5%前後の成長だとした。2023年の中国のGDPは126兆元(速報値)で、24年の5%の成長は6兆3000億元を意味する。これは世界の大多数の国の年間GDPを上回る規模だ。中国経済の世界経済成長への寄与度も30%以上を維持し、世界経済成長のその名に恥じない最大のエンジンであり続ける見込みだ。
5%前後の成長目標は幾重もの世界的意義を持つ。世界2位のエコノミーの発展目標及び政策の方針の安定性と確実性そのものが、世界経済の安定性の大きな出処だ。この中国の発展の自信と決意を示す数字は、世界経済の回復にとって間違いなく人心を奮い立たせるメッセージだ。世界銀行は年初の報告書の中で、先進エコノミーの24年の成長率は23年の1.5%から1.2%に低下し、発展途上エコノミーは過去10年の平均水準を1ポイント超下回る3.9%のみになると予想した。中国の5%がなければ、世界経済がさらに惨憺たるものになり、景気後退の大きなリスクに直面することが想像できる。米国及び西側の一部のメディアは中国経済の悲観に夢中になり、一部の国はさらに中国との「デカップリング」を促進している。これは全世界の土台を堀り崩し、彼ら自身を含む全世界の利益を損ねる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年3月7日