中国物流・調達連合会が6日に発表したデータによると、今年2月のアジア製造業購買担当者指数(PMI)は50.3%で、前月比で0.1ポイント低下したものの2カ月連続で50%以上を維持した。これはアジアの製造業が安定的な成長の流れを保っていることを意味する。
主要国を見ると、中国の製造業PMIは2カ月連続で49%以上で安定。インドの製造業PMIは2カ月連続で56%以上で安定。ASEAN諸国を見ると、タイの製造業PMIが前月比で大幅に低下しただけで、その他の国の製造業PMIは比較的安定し、変動は少なかった。
アジア製造業PMIの動きは、アジアの製造業の安定性が依然として欧州、米国大陸、アフリカを上回ることを示していると分析された。RCEPの持続的な推進はアジア経済の一体化に有利で、アジア経済の安定を守る。中国とインドの経済の安定回復は依然として、アジアの経済安定を促す重要な力だ。特に中国のアジア、ひいては世界経済への支援力は依然として非常に顕著だ。米シンクタンク・ウィルソンセンターのデータによると、中国は依然として日本、韓国、ベトナムなどの120以上の国及び地域にとって最大の貿易パートナーだ。またASEANもアジア経済の安定成長の重要な力で、主要国は安定成長を維持している。アジア開発銀行は、ASEAN経済の今年の成長率は5%と予想した。
また、2月の世界製造業PMIは前月比0.2ポイント低下の49.1%だった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年3月7日