未来産業の育成に積極的に取り組むことは、科学技術の進歩をリードし、産業高度化を促進、新たな道を切り開き、新たな質の生産力を形成するための戦略的な選択となっている。全国人民代表大会代表で河南省開封市市長の李湘豫氏は、「開封市は製造業の質の高い発展に注力し、路線転換戦略の実施を機に、製造業で市を豊かに発展させる計画を断固として推進する。『開封市第14次5カ年計画期間の戦略的新興産業と未来産業発展計画』などの政策を打ち出し、現代化産業体系を構築するうえで取り組みを強化し効果向上を図る」と述べた。
新興産業の質の高い発展加速という面で、開封市は新エネルギー自動車・生物医学などの新興産業を強力に発展させ、チェーンの構築・補修・延長・強化に注力、チェーンの主力企業を中心に産業チェーンの川上・川下とより多くの企業が産業チェーンに溶け込めるよう促し、新興産業の発展をあらゆる面から後押しする。
李湘豫代表によると、開封市はエネルギー貯蔵産業を未来産業発展の重点の一つと考えており、開封エネルギー貯蔵新材料産業園区の建設を計画している。また、開封時代新能源科技有限公司の「次世代全バナジウムレドックスフロー電池エネルギー貯蔵キーテクノロジーと産業化」プロジェクトが、2023年河南省重要科学技術特別プロジェクトに選ばれた。
「我々は製造業重点産業チェーンの質の高い発展行動に徹底的に取り組み、『7+10+N』グループチェーンを育成、7つの先進製造業クラスターをめぐり10の重点産業チェーンを構築、特に化学新材料・新エネルギー(エネルギー貯蔵)設備・生物医学・電子情報などの新興産業チェーンについて、様々な『専精特新』(専門化・精密化・特徴化・新規性)分野を拡大し、新興産業チェーンの補強を加速する」。李湘豫代表は新興産業チェーンの構築について、「鄭州・開封・洛陽・濮陽水素回廊の建設と連動させ、開封の水素エネルギー産業のサポートノードを構築する。一方で、開封エネルギー貯蔵新材料産業園区を基盤に、エネルギー貯蔵の技術革新と成果の移転応用を促進し、エネルギー貯蔵新材料産業の拡大をサポートする」と語る。
李湘豫代表はまた、「開封市は科学技術イノベーションの『進化』を足がかりに産業革新の道を切り開き、製造立市としての地位を確固たるものとし、現代化産業体系の構築を加速、新たな質の生産力を力強く発展させていく。黄金の道を全力疾走し、発展の優位性を確立、製造強国の構築に新たな貢献をする考えだ」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年3月9日