2024年の政府活動報告は、「海洋経済の発展に力を尽くし、海洋強国を建設する」とした。全国政協第14期第2回会議の環境資源界別第1次チーム会議において、全国政協委員で中国科学院海洋研究所研究員の孫黎氏は、海洋強国の建設への深い自信を示した。
孫氏は科学研究の現場に30年以上立ち続け、山東省青島市で海洋生物学及び水産物の養殖の研究を行っている。孫氏が主催する「水産動物の疫病発生の分子基盤及び免疫メカニズム」プロジェクトは2018年11月に、国家重点研究開発計画「藍色食糧倉庫科学技術イノベーション」の重点特別リストに入選した。
孫氏は、「海洋は地球の総面積の71%を占め、世界の気候環境及び生態系に重要な影響を生む。また海洋は各種の生物資源や鉱物資源、それから波力、風力、潮力などのエネルギー資源などの非常に貴重な資源を含む。各国は海洋資源の開発と利用のペースを上げている。第18回党大会で初めて海洋強国の建設が掲げられた後、中国は近年、海洋強国の建設をかつてないほど重視している。我々は海洋にさらに関心を寄せ、海洋を認識し、海洋を管理し、海洋科学研究水準を着実に高め、海洋科学技術イノベーションのペースを上げ、海洋強国の建設を着実に推進するべきだ」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年3月8日