デロイト中国が発表した「中国ペットフード業界白書」によると、中国のペットフード市場規模は2026年に1140億元にのぼる見通しだ。うちペット用の主食の年平均増加率は17%、栄養品は15%、おやつは25%。
若い世代が主要消費者となる中、ペットフードの消費の需要も細分化・個性化・多様化している。多元的な需要はよりニッチな市場を生む。あるECサイトでは、選択可能なキャットフード及びドッグフードのブランドは200以上。製品カテゴリは各年齢層のペットをカバーし、さらには自然食品、五穀、生肉、ドライなどの品種に細分化されている。ある商品は腸内の機能を整え、排便を促進し、スリムにするといった効果を明記している。
京東が発表した「中国ペット業界趨勢洞察白書2023」によると、肉を豊富に含むペットフード市場が急成長しており、穀物から肉粉、乾燥肉、生肉へと高級化している。また大量のペットが中高齢を迎える中、消費者の50%以上が骨強化成分の添加を望み、70%以上が胃腸機能保護の成分の添加を望んでいる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年3月21日