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中国、12年連続で最大の中間品輸出国に

中国網日本語版  |  2024-03-21

中国、12年連続で最大の中間品輸出国に。貨物を満載した航空機、列車、船が世界各地に向かっている…

タグ:中間品輸出国

発信時間:2024-03-21 15:43:22 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 貿易は目下、好発進を迎えた。貨物を満載した航空機、列車、船が世界各地に向かっている。そのうち多くの中国製品が中間品だ。中間品とは、原材料や部品を指す。記者の調べによると、世界の貿易の重心は完成品から中間品に移りつつあり、中国の中間品貿易が急増している。


 成都国際鉄路港総合保税区で、ラインオフしたばかりの21ケースのテレビ用装置が中欧班列により、12日後に欧州のポーランドに運ばれる。


 これらの装置の部品の多くが沿海地区で作られたもので、成都で装置となった後にポーランドの工場でテレビとして組み立てられ、欧州各国の消費者に届けられる。このサプライチェーン相互協力モデルにより、テレビ完成品が欧州現地で生産され、欧州の市場の変化によりスムーズに反応できるようになる。


 成都税関の統計によると、四川省の2023年の中間品貿易額は5965億7000万元で、四川省の貿易額の62.3%を占めた。四川省の今年1−2月の中間品貿易額は前年同期比14.2%増の936億7000万元。


 広州では、膜電極メーカーの大半の製品が欧州、北米、アジアに輸出される。膜電極は水素燃料電池の中核部品で、主に膜材料で作られる。これは分かりやすく燃料電池の「心臓」と呼ばれ、うち最も薄いプロトン交換膜は8ミクロンのみ。


 新エネ車の海外での売れ行きが近年好調だ。その中核部品である膜電極の販売量も同時に急増した。科学技術力とコストパフォーマンスが高く、さらに世界の産業チェーンとの緊密な分業協力により、中国の水素燃料電池膜電極が海外市場で好評を博している。


 公開されたデータによると、中国は12年連続で世界最大の中間品輸出国になっている。貿易額の増加に占める中間品の割合は6割弱。中国の23年の中間品輸出額は11兆2400億元で、輸出額全体の47.3%を占めた。中間品貿易はすでに、中国の貿易の新たな成長源になっている。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年3月21日

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