アジェイ・バンガ世銀総裁は24日に北京市で、「発展の道は順風満帆ではなく、挫折やミスが満ちている。すべてのエコノミーがそうだ。しかし今日の中国を見れば、すべてが可能であることが分かる」と述べた。
バンガ氏は当日、中国発展ハイレベルフォーラム2024年年次総会に出席した際に、「現在の世界は持続的な貧困、長期化する衝突、解決が困難な気候の危機に直面している。これらの互いに重なる挑戦は共に不平等を激化させている」と述べた。
「我々はこれまでも挑戦を迎えたことがあり、かつこれらの挑戦に共に打ち勝った。中国の非凡な歩みはすべてが可能であることを証明した」バンガ氏は例を挙げ、「1978年の中国は、7億7000万人が極度の貧困状態に置かれていた。しかし中国はこの年に苦しい改革の歩みを始め、発展の軌跡を根本的に変えた。その後の数十年で中国の労働力が3分の2増加し、30年以上に渡り毎年連続で800万人分以上の雇用を創出した」と述べた。
バンガ氏は、「この爆発的な雇用増はちょうど、中国の脱貧困のペースが最も早かった時期と重なる。中国のこれほど大きな成功により、世界の貧困率が44%から9%に低下した。これは雇用機会の創出が貧困を減らし繁栄を実現するための、最も信頼できる手段であることを再び証明した」と述べた。
中国は今や世銀の支援を受ける国から最大の支援国の一つになった。中国の経験はエチオピア、インドネシア、マレーシア、トルコ、ベトナムなどの多くの国に応用された。バンガ氏は、「発展の道のりは長く、すべての国は次の国が前進する道を明るく照らすべきだ。中国はこの道における先駆者だ」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年3月25日