国家統計局サービス業調査センターと中国物流・調達連合会が31日に発表したデータによると、3月の中国製造業PMIは前月比1.7ポイント増の50.8で、好不況の分かれ目となる50を上回り好況となった。ブルームバーグは、これは経済学者の調査による平均予想値の50.1を上回り、昨年3月以来の高水準になったと伝えた。取材を受けた経済学者が米紙「ウォール・ストリート・ジャーナル」に示していた平均予想値は50.0で、ロイター通信の調査では不況の49.9だった。

　ブルームバーグは、3月のPMIは中国経済が今年好発進した後も、依然として力強い回復の流れを保っていることを示したと伝えた。今年1−2月の全国の一定規模以上の工業企業の利益は前年同期比10.2％増で、昨年通年の2.3％減からプラス化した。税関総署が3月7日に発表したデータによると、中国の今年1−2月の物品貿易額は前年同期比8.7％増で、輸出及び輸入データがいずれも予想を上回った。ロイター通信は、「最近の楽観的な指標は、世界2位のエコノミーが良好な基礎を徐々に取り戻していることを示した。アナリストはこれを受け、今年の経済成長の予想値を引き上げ始めた。シティバンクはこのほど4.6％から5.0％に上方修正した」と伝えた。

　「中国網日本語版（チャイナネット）」2024年4月1日