中国が保持する世界最速の高速列車の記録が塗り替えられようとしている。この記録を破るのは同じく中国が100%の独自の知的財産権を持つCR450で、現在の営業速度を時速350キロから400キロに上げる。これに伴い、列車の緊急制動及び安定的な停車の難易度が桁違いに上がる。CR450が高速で安定的に走行し、しっかり停車できるのはなぜだろうか。
一連の新材料及び新技術の導入により、CR450の満載時の重量が500トン余りから460トン余りに減少し、「減量」に成功した。けん引力は9600kWから1万1000kWに上がり、体重が軽くなったのにフィジカルが強くなった。性能向上が続く制動設備により、列車はしっかり安定的に停車できる。起動と加速の反応時間が短くなり、騒音値と環境保護指標を変えずに燃費を改善。これらはCR450の優れた性能を示すものだ。
2008年8月に中国1本目の高速鉄道線路が開通してから現在まで、中国の高速鉄道は最速の営業速度、最長の営業距離、先進的な技術で世界をリードしている。持続的なイノベーションと研究開発により、中国の高速鉄道は自身の限界突破を続け、より広々とした天地に向かい走っている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年4月15日