国家統計局が16日に発表した速報値によると、第1四半期の国内総生産(GDP)は29兆6299億元で、不変価格に基づく計算では前年同期比5.3%増だった。
中国首席経済学者フォーラムの連平理事長は、第1四半期の経済データの見所について、「工業生産分野で大幅な回復が見られ、特にハイテク製造業の成長状況が良好だ。消費分野において、サービス消費の需要がスムーズに引き出され、伸び率が大幅に上がった」と述べた。
新たな原動力と新たな強みの育成が加速。大規模モデルを始めとする汎用AIの更新・発展が続いている。中国製から中国のスマートな製造へと、中国経済成長の「新たな質の生産力」の育成が加速している。ビッグデータ、インターネット、IoTの発展と応用が続き、生産方法の変革を促している。新業態及び新モデルが持続的に生まれ、強い勢いを示している。
住民の消費マインドが改善。年末の「ハルビン氷雪旅行」や年初の「天水麻辣湯」、春節の「年越し経済」や春の「花見経済」。各地の多元的な消費シーンが持続的に更新され、消費促進策が持続的に実施されていることで、消費の自信が深まった。これはまた市場により多くの原動力と活力を注いだ。
物品貿易が安定増。年間貨物取扱量が世界一の港である寧波舟山港は、中国の貿易を観察する窓だ。寧波舟山港の今年第1四半期の貨物取扱量は前年同期比6.8%増の3億5300万トンで、コンテナ取扱量は同11.7%増の914万1000TEU。
税関の統計によると、中国の貿易額は第1四半期に同期としては初の10兆元突破を果たし、規模で新たな段階に進んだ。増加率も6四半期ぶりの高い数値となった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年4月17日