「経済参考報」が15日、中国原子力業界協会2024春季原子力持続可能な開発国際フォーラムから得た情報によると、中国の商業運転原子炉は現在55基で、総発電設備容量は5703万kWで世界3位。建設中及び認可済みの原子炉は38基で、総発電設備容量は4480万kW。運転中・建設中・認可済みの総発電設備容量は1億kW以上。中国の2023年の原発発電量は4334億kWhで世界2位で、全国の累計発電量の4.86%を占めた。年間のCO2排出削減効果は約3億4000万トン。
中国原子力業界協会の張廷克副理事長兼秘書長は、「原発発電量が中国の電力構造に占める割合は35年までに10%前後に達し、現在の世界平均水準に並ぶ見込みだ。そのCO2排出削減効果は約9億トン。60年は18%前後で、現在の経済協力開発機構の加盟国の平均水準に並ぶ」と述べた。
同日発表された「中国原子力発展報告書2024」青書によると、中国の建設中の原発プロジェクトは23年に着実に推進された。通年で新たに着工された原子炉は5基で、原発プロジェクトの投資額は949億元と過去5年で最高の水準となった。23年末現在で建設中の原子炉は26基、総発電設備容量は3030万kW。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年4月17日