梅氏はバッテリーエネルギー貯蔵を例とし、「近年、世界で地政学的衝突が続き、世界経済の先行きが不透明で、異常気象が多発している。これらの不確実性は世界的なエネルギー不足とエネルギー価格の高騰をエスカレートさせ、エネルギー貯蔵産業が急激な成長を迎えた。これはエネルギー貯蔵電池の出荷台数の急増をけん引した」と述べた。統計によると、23年の世界のエネルギー貯蔵電池の出荷台数は前年比70%増となった。中国企業は優れたサプライチェーン及び技術力により、23年の世界エネルギー貯蔵電池出荷台数トップ10のうち9を占めた。
中国の太陽光発電製品も同じく世界で良く売れている。公式データによると、中国の太陽光発電製品の輸出は23年に急増した。うちシリコンチップは前年比93.6%増、太陽電池は同65.5%増、モジュールは同37.9%増。
東方日昇の荘英宏グローバル市場総責任者は、「世界の太陽光発電市場の需要が23年も増加を続けた。これは技術面の持続的な蓄積によるものだ。中国の太陽光発電企業は輸出市場で高い競争力を持ち、製品コストが低く、海外取引先から選ばれている」と述べた。
モルガン・スタンレーの邢自強チーフエコノミストは、「中国の過剰生産能力の喧伝は公平ではなく、妥当性もない。中国がグリーンなモデル転換で形成した強みは、需給双方で共に取り組み手にした好循環によるものだ」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年4月30日