ドル指数が連騰し、多くの国の通貨の相場が最近、大幅に下がっている。中でも円やウォンなどを始めとするアジアの通貨が特に注目されている。各国政府の緊急介入後、円やウォンなどの対ドルレートが最近やや上がっている。米週刊誌「バロンズ」は、強いドルは新興エコノミーから資本を奪っており、うちアジアへの影響が特に大きいと伝えた。
米国のムニューシン元財務長官は7日、ブルームバーグの取材で、「ドルは現在、世界の準備通貨としての地位を占めている。その高騰は、米国の巨額の財政赤字に伴う資金調達の圧力を和らげる。ドルは過去1年で円などの一部の主要通貨に対して続騰した。世界最大の最も活気ある債券市場の強みを利用し、米政府は米国債を持続的に発行することで財政の需要を満たすことができる」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年5月9日