商務部の最近のリサーチによると、今年に入り国際貿易が全体的に回復の流れを維持する中、中国の重点貿易会社の新規受注が好転し、貿易会社の発展の自信が深まっている。
中国の今年1−4月の貿易額は5.7%増で、4月は8%まで大幅に上がった。貿易額の増加の裏で、中国の貿易会社は製品の国際的な競争力を持続的に高め、新技術により海外市場を開拓し、世界から新規受注を獲得した。浙江省義烏市では、多くの貿易会社が五輪やUEFA欧州選手権などのスポーツ経済の商機を敏感に把握している。義烏の1−4月のスポーツ用品輸出額は45.6%増となった。中国の越境ECプラットフォームは各言語版をリリースし、AI貿易アシスタントを提供している。多言語リアルタイム翻訳と、ワンキーによるテキスト・画像・動画コンテンツの生成が可能だ。
市場を見ると、中国の伝統及び新興市場との貿易に増加の流れが見られる。在庫消化や需要回復などのけん引を受け、中国の4月の伝統市場との貿易額がプラス化した。うち対EUは3.3%増で、対米は6.2%増。また新興市場との貿易額が高い伸び率を維持し、対ASEANは14.4%増、対「一帯一路」共同建設国は9%増だった。
商務部の最近のリサーチによると、重点貿易会社の新規受注が4カ月連続で好転しており、広交会出展企業の8割以上が手持ち受注額で横ばいか増加となっている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年5月21日