独アリアンツ・トレードは報告書の中で、中国は依然として世界の「重要供給国」であり、全面的なデカップリングは「不可能でなくても困難だ」とした。米CNBCが17日、ウェブサイトで伝えた。
報告書によると、欧州企業は中国の先行きへの期待を維持している。ドイツとスペインの4割弱の企業、フランスの3割超の企業は、中国でのサプライチェーンが増えると予想した。
報告書によると、調査を受けた米国企業の27%が中国事業の拡大を検討している。
アリアンツ・トレードの経済研究主幹を中心にまとめられた報告書は、「欧州企業は米国企業ほど懸念していないようだ」とした。
アリアンツ・トレードは中国、フランス、ドイツ、イタリア、ポーランド、スペイン、英国、米国の3000社超の企業を調査し、その2024年の国際貿易への展望について質問した。
調査結果によると、調査対象の3分の1以上が中国での事業拡大を検討しており、縮小は11%のみ。
また中国企業は海外輸出への楽観を強めている。
輸出額が10%以上増えると予想する中国の輸出業者は10%以上。報告書のデータによると、この割合は他国を上回っている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年5月20日