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上海、ロボット密度で見えてくる企業の新たな取組

中国網日本語版  |  2024-05-23

上海、ロボット密度で見えてくる企業の新たな取組。

タグ:ロボット密度 上海

発信時間:2024-05-23 14:48:06 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

ブルートゥースイヤホンのゴム塗りでぴくりとも震えず、自動車製造の正確な溶接を行い、「中国天眼」の掃除を行う。上海「大零号湾」科学技術イノベーション策源機能エリアの節卡ロボット股份有限公司に足を踏み入れると、さまざまな形状のロボットがずらりと並び、各応用シーンで大活躍する姿が目に入る。

同社の李明洋会長は、「大規模工業製造からフレキシブル製造とスマート製造の時代に入り、製品の更新期間が短縮され、パーソナライズとスムーズな生産フィードバックへの要求が増え、そこからマンマシンインタラクション及びマンマシン協力への要求が増えている」と述べた。

人類の両手を解放し、スマートな火花を散らす。急成長する同社は上海、ひいては中国のスマート製造及びDXの縮図だ。同社を始めとする多くの地場ロボット「新勢力」も、中国の新たな質の生産力の麗しい看板になっている。

上海は全国で初めてロボット密度を統計対象とした都市だ。いわゆるロボット密度とは、従業員1万人あたりのロボット保有台数だ。現在の上海の重点産業の一定規模以上の工業企業のロボット密度は1万人あたり426台で、世界をリードする水準だ。

李氏は、「AI及びビッグデータが蓄積したバンクにより、ロボットのスマートな感知、ルート計画、操作の精度、インタラクション能力を持続的に最適化する。協調ロボットは機械に人を学ばせる。使用体験がよりシンプルになり、作業員は簡単な訓練により使用できる」と述べた。

業界内では次のように予想されている。生産モデルが徐々に標準化、ロット化、規模化からカスタマイズ、小ロット、高頻度に発展するにつれ、ロボットは最小の作業単位として全生産サイクルに組み込まれ、新たな応用で新たな産業をけん引し、小さなシーンで大きな市場を開く。

工業・情報化部などの17部門が2023年に通達した「『ロボット+』応用行動実施案」によると、製造業のロボット密度を25年までに20年の倍にし、サービスロボットと特殊ロボットの業界応用を広く深く掘り下げ、ロボットによって経済・社会の質の高い発展を促進する能力を大幅に強化する。

上海市経済・情報化委員会の張英主任によると、「ロボット+」は多くの分野で人々を支えている。「1業1プラン」「レベル別分類」「1工場マルチシーン」により、上海は1万台の産業ロボットのスマート工場進出を促している。重点業界のロボット密度は25年に1万人あたり500台にのぼる見込みだ。

同時に上海は国家級ヒューマノイドロボット製造業イノベーションセンターの建設を急ぎ、オープンソースヒューマノイドロボットのプロトタイプの研究開発を急いでいる。スマート大規模モデルなどの基幹技術の難関攻略に取り組み、技術の研究開発、成果のインキュベーション、人材育成、プラットフォームサポートを一体化させたイノベーションエコシステムを構築している。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年5月23日

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