石梅さん(音訳)と夫は山東省の畑でトウモロコシと粟を栽培し、良い生活を送っている。彼らは2021年に太陽光発電への投資で収入の多元化を実現した。彼らは契約を結び、自宅の屋根に約40枚のソーラーパネルを設置し、電力網に給電している。この夫婦は現在、1kWhの発電で収益を手にしており、年間の収益は1万ドルに相当する。AP通信が21日、伝えた。
その他のインフラプロジェクトと同様、中国は驚異的なペースと規模で太陽光発電設備を設置している。中国国家エネルギー局のデータによると、中国の2023年の太陽光発電新規設備容量は2億1630万kWで、うち山東省は約1422万kW。その発電量は時間帯によって電力消費量を上回る。山東省は再生可能エネルギーの発展で他者をリードしているが、これは急成長に伴う問題を最も早く迎えることも意味している。
山東省は現在、徳州市でリン酸鉄リチウムバッテリーの試行プロジェクトを行っている。このバッテリーは発電のピーク時に蓄電し、必要な時に同省の電力網に送電する。他にも電力スポット市場の建設という解決策もある。山東省は昨年、電気料金の動的調整メカニズムを導入した。電力消費量の少ない時間帯を低価格にし、オフピークの電力消費を奨励する。また中国は電力網の改善に取り組んでいる。国家発展改革委員会は今年2月、電力網ピークシフト蓄エネ及びスマート化調節能力の強化を掲げた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年5月26日