世界銀行は11日に発表した最新の「世界経済見通し」の中で、現在の世界経済の状況は年初より好調であるとし、2024年の世界経済成長率の予想値を1月の2.4%から2.6%に引き上げ、3年ぶりに安定成長を実現するとした。
世銀の経済学者は、世界経済は「ソフトランディング」に近づいており、平均物価上昇率も3年ぶりの低い水準に下がるとした。
世銀のアイハン・コーゼ副チーフエコノミストは、「世界経済は安定化している。経済成長の3年連続の疲弊後、今年は安定増を実現し、成長率は2.6%前後にのぼると見ている。来年はやや上がると予想」と述べた。
「見通し」によると、中国の年初の経済活動は予想以上とし、中国の24年の経済成長率の予想値を1月の4.5%から4.8%に上方修正した。「見通し」はさらに、世界経済の見通しが最近やや改善されているが、歴史的な水準では依然低迷しているとした。世界経済の見通しは、地政学的な緊張情勢、貿易の断片化、気候関連災害といったリスクに直面しているという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年6月13日