調査によると、科学技術と製造業の需要の持続的な回復に伴い、中国の1人平均エネルギー消費量が昨年初めて欧州を上回った。ブルームバーグ(電子版)が伝えた。
「世界エネルギー統計レビュー」によると、中国は石炭火力発電を増やしているが、その再生可能エネルギー発電量の増加はその他の国の合計を上回った。
これは中国のエネルギーの炭素強度が下がっていることを意味する。
中国の消費は、データセンター、5Gインフラ、自動車充電設備の普及により刺激されている。多くの工場も海外の消費の需要を満たすためフル稼働している。
米国アジアソサエティ政策研究所(ASPI)のシニア研究員であるLauri氏は5月、英国の気候ニュースサイト「Carbon Brief」に掲載された報告書の中で、「記録的な風力及び太陽光装置の増加が中国国内で拡大する電力の需要をほぼ満たし、かつ不動産業界の一時的なペースダウンが鉄鋼及びセメント業界の炭素排出を減らすことから、中国の炭素排出量はすでに予定より早くピークを迎えた可能性がある」と指摘した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年6月24日