暑い夏が訪れ、日焼け対策グッズが再び検索ランキングの上位を占めている。日焼け対策グッズの販売シーズンが延び、季節的な消費が通年の消費に変わっている。嗅覚が鋭い義烏の経営者らは早くもモデル転換を開始した。

国際商貿城第4エリアの経営者の董薇氏は、店の棚のフェイスキニを指差し、「昨年11月に取引先からフェイスキニの注文があった。現在は毎日4-5万枚出荷している」と述べた。

Chinagoodsのデータによると、義烏国際商貿城で日焼け対策グッズを販売している店は前年同期比で4割弱増えている。最も売れている商品はUVカットウェアで、注文量は前年同期比36％増、検索件数は同115％増となっている。フェイスキニも人気商品で、取扱店舗が前年比で26％弱増え、注文量も同33％増。

第3者コンサルティング会社の予測によると、中国の日焼け対策グッズ業界の市場規模は2026年に958億元にのぼる見込みで、市場規模が100億元級から1000億元級に向かい邁進する。

義烏のUVカットウェアの責任者でる白洪徳氏は商品の販路について、「今年の春節後にEVライブ配信者が協力について相談に来た。我々がUVカットウェアを出し、彼らがライブ配信で販売する。私は、来るのが遅かった、工場は半年後まで予約が埋まっていると伝えた。工場の100人以上の技術者が残業しても間に合わないほどだ」と述べた。

白氏の工場は毎日、1万枚弱のUVカットウェアを生産するが、これでは殺到する注文にまったく対応できない。白氏は年初、技術者の賃金を10％アップしたが、現在は生産ピークを迎えさらに賃金を上げている。「コスト度外視でも人材を留め、急いで注文に対応しなければならない」

艾瑞咨訊の報告書のデータによると、中国のライトにアウトドアを楽しむ人は約5億4000万人存在する。これらのアウトドア愛好家の日焼け対策グッズの需要が、市場規模の拡大を促している。企業も積極的に準備し、この注文を受けようとしている。天眼査のデータによると、中国の既存の日焼け対策関連企業は5000社以上で、創業1-5年は23.1％。うち浙江省は1300社以上で最多となっている。

「中国網日本語版（チャイナネット）」2024年6月25日