世界経済フォーラム中華圏の陳黎明代表はこのほど、人民日報の独占インタビューに応じ、「夏季ダボスフォーラムはグローバル・イノベーションのための対話の推進に良好なチャンスを与えた」と述べた。
陳黎明氏は以下のように話した。今回のフォーラムで、世界と中国経済に焦点を当てた議題が注目を集めた。昨今の国際構造の中での協力の模索、中国経済の展望、複雑なリスクがある中での成長の模索、世界貿易ルートの再構築、世界金融システムの多元化への対応などを含む。中国は世界の枠組みに欠かせない参与者であり、フォーラムは中国との交流と協力の強化を通し、よりよい世界を共同で構築することを望んでいる。
過去数十年間、中国企業が革新の面で著しい進歩を遂げたことに深い印象を覚えたという陳黎明氏は、以下のように述べた。今年6月に世界経済フォーラムが発表した「2024年度テクノロジー・パイオニア」に、中国から11社の企業がランクインし、その数は世界2位となった。世界経済フォーラムが発表した最新の世界153カ所の「ライトハウス工場」のうち62社が中国企業で、太陽光発電や新エネルギー車などのハイテク企業が入った。中国は「ライトハウス工場」が世界一多い国であり、これは中国がグローバル・イノベーションを動かす新たなエンジンとなっていることを示した。近年、中国の新エネルギー、モバイル決済、越境ECなどの分野における革新技術と応用は世界をリードし、技術移転や人材育成などの方式を通し、革新の成果を各地・各国に共有し、世界の持続可能な発展の進展に助力している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年6月25日