研究開発への投資は、未来の経済成長の基礎とされている。国際特許登録件数はある経済分野のイノベーションの程度を示す指標だ。中国は新規特許登録ですべての他国をリードしている。ドイツ研究開発型製薬工業協会(VFA)の報告書によると、2022年以降の2件の国際特許出願のうち1件が中国からとなっている。中国はハイテクセンターに急成長している。この発展は近代の経済の歴史においてなかったものだ。独週刊誌「デア・シュピーゲル」が伝えた。
研究開発費を見ると、中国の1件当たりの特許出願の支出が現在最も低く、長期的にリードしてきた日本や韓国に並んでいる。しかしEUと米国の特許イノベーションの平均コストは膨らみ続けている。
今世紀以降、中国は科学・イノベーション体制を完成させた。これは研究者の人数の大幅な増加にも示されている。中国は今後さらに海外企業を提携先とし、イノベーションの理念を発展させる。
中国は製薬及びバイオ技術の面でも急速に進歩しており、現在は特許出願で米国と肩を並べている。欧州は同業界で、05年以降に大きく遅れを取っている。
各エコノミーの優先事項はそれぞれ異なる。ドイツの18−22年の10分の1弱の特許出願が自動車及び運輸業界からのものだった。中国と米国の大半の特許はコンピュータ技術のもので、日本と韓国は主に電子及びエネルギー生産。
国際特許出願の総量が人口に占める割合を見ると、最もイノベーション力の高いエコノミーは韓国で、22年の100万人当たり特許保有件数は4937件だった。ドイツは1827件、中国は1170件。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年7月3日