中国の貿易が好転する流れが定着する中、中国ブランド製品の輸出が持続的に増加している。多くの国産ブランドがその実力により海外市場でファンを集めている。
中国国際貿易促進委員会がこのほど発表した情報によると、中国ブランドは現在200以上の国及び地域に進出しており、48の中国ブランドが「世界トップ500ブランド」に入っている。輸出品の付加価値を高めるブランドの力が顕著だ。中国国際貿易促進委員会の趙萍報道官はこのほど同委員会が開いた会見で、「ブランドは企業ひいては国の競争力を総合的に現すもので、また市場を勝ち取るための重要な資源でもある」と述べた。
趙氏はさらに、「今後は中国輸出品ブランド評価サービス活動ネットワーク及び体系を持続的に改善し、中国のより多くの貿易会社が金看板を磨くよう支援し、中国ブランドの競争力の急速な向上を支える」と続けた。
会見で発表されたデータによると、全国貿易促進システムが今年5月に発給した原産地証明書、ATAカルネ、商事証明書などの各種証明書は前年同月比13.64%増の86万8300件だった。これは貿易の持続的かつ安定的な拡大の流れを示し、また中国の貿易の高い強靭性と活力を示した。
全国貿易促進システムのRCEP現産地証明書の署名額は前年同月比3.04%増の5億2300万ドルで、署名数は同24.43%増の1万8677件。輸出先には日本、インドネシア、韓国、ベトナムなどの12の参加国が含まれる。趙氏は、「これはRCEPの全面的な発効から1年に伴い、政策のボーナスが持続的に引き出され、関税減免、通関簡略化、貿易・投資円滑化などの実益を手にする貿易会社が増えていることをの現れだ」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年7月2日