『日本経済新聞』は10日、日本政府が9日に発表した2024年版『通商白書』によると、日本の輸入商品の輸入元を調査したところ、1406品目で中国からの輸入額が過半を占め、米国の2.5倍となったと伝えた。『日本経済新聞』は、これは日本のサプライチェーンが中国に大きく依存していることを示すと分析した。
日本は2022年の貿易統計をもとに、約4300品目を対象とした。白書はハーフィンダール・ハーシュマン・インデックス(HHI)を用い、より詳細に分析。同指数は日本とパートナー国の貿易集中度を表す。HHIが50を上回ると、該当商品の輸入は1つの輸入元に「大きく依存」していることになる。同報告が4300品目をカバーしている点から、日本の商品の約40%が1つの輸入元に大きく依存し、かつその多くが中国であるとわかる。
具体的な統計を見ると、日本が中国からの輸入に「大きく依存」している商品はノートパソコン、エアコン。有機化学品、レアアースなど。また別の統計によると、日本の輸入家電の9割以上が中国から来ている。そのほか、中国は日本の化学肥料の原料となるリンの主な供給国でもある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年7月13日