税関総署の最新の統計データによると、中国の上半期の物品貿易額は21兆1700億元で、上半期としては初めて21兆元を突破した。うちASEAN、ラテンアメリカ、アフリカ、インドなどの国及び地域との貿易が大幅に増加し、一部指標の伸び率は2桁台にのぼった。同期の中国と「一帯一路」共同建設国との貿易額は7.2%増の10兆300億元で、うち輸出額は8.4%増の5兆6200億元、輸入額は5.8%増の4兆4100億元。
また国連貿易開発会議による最新の国際貿易報告書によると、大型発展途上エコノミーの好調が、今年第1四半期の貿易回復けん引の主な原動力になった。発展途上国の好調な貿易と一致するのは南南貿易の前四半期比2%増で、かつ主に東アジアで行われた。
中国と新興市場国及び発展途上エコノミーとの貿易が持続的に増加している。これは国際貿易の成長の強靭性を高め、かつ世界経済が緩やかな回復の流れを保つ基礎を固めた。
中国と関連国及び地域は資源条件や産業構造などの面で高い相互補完性を持ち、貿易協力により双方は各自の強みを発揮し、資源の高効率の配置を実現し、世界の産業チェーンとサプライチェーンの安定及び最適化を促進可能と分析されている。
さらに中国と関連国及び地域の貿易協力は伝統的な商品の他にも、新エネやデジタル経済などの新興分野に渡ることに注意が必要だ。これは関連国及び地域の産業高度化と技術イノベーションを促し、中国企業に新たな市場チャンスとイノベーションのインスピレーションをもたらした。これはさらに、世界経済のより持続可能で質の高い方向への発展を促す。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年7月16日