電力規劃設計総院が16日に発表した「中国電力発展報告書2024」によると、中国はネットワーク構造を持続的に改善し、送電網の「大動脈」を強化している。2023年末現在の中国の220kV以上の送電網の長さは約92万キロで、13年比で約69.1%増加。西電東送(西部地域で発電した電気を東部地域に送電)の規模は前年比約400万kW増の3億kWで、電力資源の全国範囲内の最適化配置を力強く促進した。
報告書は、中国による新たな質の生産力やデジタル経済の発展加速などのけん引を受け、今後5-10年に渡り電力消費量が毎年5000億kWh前後増える見込みだ。中国の新エネは飛躍的な成長の新段階に入り、有効利用の圧力が拡大しており、電源・送電網・負荷・蓄エネの統一的な最適化が必要だ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年7月18日