米半導体大手エヌビディアが中国市場向けに、新たなフラグシップモデルの人工知能(AI)半導体を開発中だ。この半導体の規格は、米国の現在の輸出規制の規定と一致する。ロイター通信が22日、消息筋の話として伝えた。
エヌビディアは今年3月に半導体「ブラックウェル」を発表し、年内に量産化するとした。同シリーズの「B200」は一部のタスク、例えばチャットボットでは回答速度が前世代の数倍になる。
2名の消息筋によると、エヌビディアは中国における主な販売パートナーと協力し、同シリーズ半導体の中国市場向けの発売と流通に取り組むという。
米政府は昨年、先端半導体の対中輸出規制を強化した。エヌビディアはその後、中国市場向けの3モデルの半導体を開発している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年7月23日