中国外交部の林剣報道官は26日、「インフレ抑制法により差別的な補助を行い、世界貿易機関(WTO)紛争解決制度の上級委員の選任を続けざまに妨害し、他国の製品に対して高額の追加関税を導入する。米国側のこれらのやり方は、新たな貿易戦争に関する世界の最大の懸念を引き起こしている」と述べた。
当日の定例会見では、記者から「米メディアはこのほど記事の中で、中国の製造業の投資拡大は中国の過剰生産能力の問題を激化させ、他国の企業に圧力をかけ、新たな世界の貿易戦争を引き起こすとした。報道官は本件についてどう論評するか」という質問があった。林氏は次のように回答した。
中国製造(メイド・イン・チャイナ)が世界的に好評を博しているのは、補助によるダンピングや、ましてや保護による独占のためではなく、研究開発費の持続的な投入と比較優位のためだ。
我々は自国の整った製造業産業チェーンにより世界の生産・サプライチェーンの安定を守っており、世界範囲の技術の進歩と産業の高度化をけん引している。中国の物品貿易輸出額は15年連続で世界一を維持し、輸入額も15年連続で世界2位を保っており、世界経済の穏健な発展に公認の重要な力を発揮している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年8月26日