share

中国自動車メーカーの英国深耕、EUへの啓示とは?

中国網日本語版  |  2024-09-06

中国自動車メーカーの英国深耕、EUへの啓示とは?。欧州委員会は中国製EVに保護貿易主義の棍棒を振るい、最高36.3%の追加関税導入を検討している…

タグ:

発信時間:2024-09-06 14:17:55 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

英政府はEUに追随し中国製EVに追加関税を導入せず、むしろ中国自動車メーカーの対英投資を歓迎している。これは米国及びEUによる脱グローバル化の渦が起こる中、英政府が中英両国の協力によるメリットが競争や対抗を遥かに上回ることを冷静に意識しているということだ。今年6月に行われた欧州議会選挙において、多くの極右欧州ポピュリズム政党が勝利を収めた。彼らの政治的主張は自国の利益を優先し、気候変動及びグリーンなモデル転換に偏見を持つ。政策は保守的で排他的で、政治は内部闘争の様相を呈している。欧州の政治環境が大きく右傾化する中、一部のEU諸国の対中政策に変化が生じている。経済・貿易問題を政治化させ、中国とEUの経済・貿易関係の緊張を引き起こしている。その一方で、常に米国に追随してきた英政府は意図的に米国及びEUと距離を起き、対中関係で一定の自主性と実務性を示した。これは極めて得難いことだ。英国の一部の自動車ブランド(MGなど)は中国で製造された後、英国に輸出されている。英政府の開放と独立・自主には、実際には大きな説得力がある。

対照的に、欧州委員会は中国とEUの経済・貿易関係及び問題を処理する際に、政策の面で戦略的自主性と政治的実務性を持たず、双方の経済貿易協力に新たな挑戦をもたらした。気候変動への対応の重視、欧州のグリーンなモデル転換の促進という2つの議題は数年前、中国とEUが協力・互恵・ウィンウィンを深めるためのものだったが、EUの一部の当局者は現在、米国の政策に追随し、中国と米国の駆け引きの中で片方に肩入れている。これは欧州の経済及び社会の発展に一連の危機と難題をもたらし、かつ中国・EU関係の協力を深める上で若干の障害と問題を作った。

EUには気候変動に対応する野心と、欧州のグリーンなモデル転換を促す信念がある。中国にはイノベーション力と新エネ産業の競争力がある。中国とEUが相互補完できれば、双方の経済・貿易協力と科学技術イノベーションは新たな高みに達するだろう。EUの政治エリートが中英関係の処理から有益な啓示を受け、EUの対中政策をイデオロギー・偏見・摩擦から、実務協力とウィンウィンの実現に移すことを願う。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年9月4日

<  1  2  


Twitter Facebook を加えれば、チャイナネットと交流することができます。
中国網アプリをダウンロード

日本人フルタイムスタッフ募集     中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで