研究者は、米スペースX社が拡大を続ける衛星ネットワークがすでに、科学者の宇宙観察の大きな妨げになっていると警告した。BBCが18日、伝えた。
これらの衛星の電波望遠鏡への干渉を検証するため、研究者は今年7月に試験を行い、研究結果を「アストロノミー・アンド・アストロフィジックス」に掲載した。論文の筆頭著者は、「スペースXは毎週約40基の新世代スターリンク衛星を打ち上げているが、その干渉は第1世代の衛星の32倍にのぼる。しかも新世代衛星の輝度は既知の最も弱い光源の約1000万倍だ」と述べた。オランダ電波天文学研究所(ASTRON)の関係者は、「行動しなければ、人類が目にする星座は近い将来、人工のものだけになる」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年9月20日