中国の資産価値が先週、軒並み上がった。元高が急激に進行し、オフショア人民元の対ドルレートが一時、1ドル=6.98元と2023年5月ぶりの高い水準になった。A株、香港株、中国概念株などが軒並み高騰し、FTSE中国A50指数先物が1週間で20%超上昇した。
世界の資金が中国株を買い増ししている。Choiceのデータによると、先週の株式型ETF純流入額は550億元以上で、上海証券取引所と深セン証券取引所の主力資金純流入額は340億元以上。
A株の時価総額が10兆元超増加
中国の株価は先週、大幅に反転上昇した。上海総合指数は2700余りから3087に上がり、ハンセン指数は2万台に乗った。星石投資の副総経理で首席戦略投資責任者の方磊氏は、「現在の市場のムードと株価は、それまでの悲観的な予想への修復だ。政策のビッグなプレゼントは、それを促した明確な要素だ。政策は市場の関心に積極的に反応し、市場政策の期待、経済の期待、株式市場のムードを刺激した」と述べた。
国内外で中国株を買い増し
中国の資産の続騰には資金の積極的な流入が不可欠だ。資金データによると、国内資本及び外資が中国株を大幅に買い増ししている。
伝説的なヘッジファンド・マネージャーであるデビッド・テッパー氏は先週のテレビ番組で、中国のどの資産を購入したかと質問された際に、「何でも買う。ETFを買えば先物も買い、すべてを買う」と回答した。
方氏は、「市場の期待の好転によるムード回復が続く見込みだ。国内の逆周期政策が新たな強化の時期を迎える中、市場経済の期待とリスク選好が修復を迎える。市場の雰囲気は徐々にリスク回避資産から成長性資産に移る。資産価格は資産価値に戻りつつある」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年9月30日