シンガポールを訪問中の韓国の尹錫悦大統領は9日、シンガポール政府傘下の東南アジア研究所で主催された「シンガポール講座」で演説した。韓国紙「中央日報」(電子版)が10日、伝えた。
演説終了後に中韓関係について質問された尹氏は、「(中国とは)イデオロギーや体制の面で多くの差があるが、過去にこだわるのではなく未来志向を出発点とすることが重用だ。中国が韓国にとって、安保、経済、投資などのすべての分野で非常に重要な国であることは間違いない」と答えた。
尹氏はさらに、「相互尊重や、国際ルール及び原則を立脚点とし共同の利益を求めるという見地から、中国との関係を構築している」「問題が生じた際に速やかに対話し、誠意ある議論をすることは、衝突と危機を処理する現実的な道だ」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年10月11日