米連邦準備制度理事会(FRB)は、経済データにより利下げのペースを決定すると何度も表明してきたが、米国のデータの信頼性が疑われている。
米労働省は今年8月中旬、3月末までの1年間の新規就業者数を81万8000人下方修正し、それまでの予想人数をほぼ3分の1カットした。重要な経済データのこれほど大きな調整は米国史上、さらには世界でも異例だ。これを受け市場と経済学界は、データに基づき意思決定するFRBのメカニズムに大きな不備が存在し、「米公式統計データへの信頼を損ねる可能性がある」と疑っている。そのためFRBが利下げペースの調整に用いるデータの基礎は脆い。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年10月15日