国務院新聞弁公室の11月15日の記者会見で、国家統計局報道官、国民経済総合統計司の責任者である付凌暉氏は2024年10月の中国の国民経済運営状況について説明した。付凌暉氏によると、各既存政策の実施加速と包括的追加政策の強化に伴い、10月の中国の主要経済指標が明らかに回復し、社会の期待が持続的に改善され、発展の質が着実に向上し、積極的な要因が増加し、経済安定回復の傾向は顕著だ。

　工業生産の伸びが堅調　設備製造業とハイテク製造業が比較的速い成長を維持

　10月、中国全国の一定規模以上工業の付加価値額は前年同期比で5.3%増、1−10月の一定規模以上工業の付加価値額は同5.8%増となった。

　10月の設備製造業の付加価値額が同6.6%増、ハイテク製造業の付加価値額が同9.4%増だった。伸び率はそれぞれ全国の一定規模以上工業付加価値額を1.3と4.1ポイント上回った。新エネルギー自動車、産業用ロボット、集積回路製品の生産量がそれぞれ同48.6%、33.4%、11.8%増。10月の製造業購買担当者景気指数（PMI）は50.1で、前月より0.3ポイント上昇。企業生産経営活動期待指数は54.0で、前月より2.0ポイント上昇。

　サービス業の伸びが明らかに加速　現代サービス業の発展は好調

　10月の全国サービス業生産指数は前年同月比で6.3%上昇し、成長率は前月より1.2ポイント加速した。1−10月の全国サービス業生産指数が前年同期より5.0%上昇し、成長率は1−9月より0.1ポイント加速。

　10月のサービス業ビジネス活動指数は50.1で、前月より0.2ポイント上昇。そのうち、鉄道輸送、水上輸送、航空輸送、郵便、資本市場サービス、生態保護及び公共施設管理などの業界のビジネス活動指数は55.0以上に達し、比較的高い水準となった。

　「中国網日本語版（チャイナネット）」2024年11月15日