中国企業の海外進出の道はチャンスに満ちているが、多くの挑戦も迎えている。国際市場の複雑性により、企業は文化・法律・法規の差に自発的に対応し、かつ競争の中で協力の「パイ」を大きくする必要がある。現在の不確実な国際政治・経済環境において、中国は高基準の国際経済貿易ルールに積極的に合わせ、制度型開放により企業のコンプライアンス意識とブランド意識を高め、持続可能な発展の基礎を固めるべきだ。

広州明珞装備股份有限公司の姚維兵会長は、「企業の海外進出は現地の文化と環境を尊重し、現地と共生することで初めて、海外市場に根ざすことができる。これを実現するためには持続的に努力し、オープンな発展と開放協力を促進し、導入と進出の結合により貿易及び投資の良好な往来を促進し、かつ国内外の循環の連動を実現するべきだ」と指摘した。

中国政府は各種の国際博覧会を開催し、多国間協力メカニズムに参加することで、企業の海外進出の新たなスペースを積極的に生んでいる。また中国共産党第20期三中全会は対外投資体制を改善するとし、一連の政策措置を打ち出した。これは企業が進出先のビジネス環境を理解し、投資成功率を高め、リスクを低減する一助となる。

最新の政策（「対外投資協力国別（地域）ガイドライン」や越境貿易支援に関する意見など）は、企業の事業拡大にさらなる支援を提供した。同時に「一帯一路」建設をめぐるメカニズムも徐々に改善されており、企業の国際市場における順調な発展をバックアップしている。

「中国網日本語版（チャイナネット）」2024年12月10日