国家金融監督管理総局の10日の発表によると、零細企業支援融資協調活動メカニズムの運用が今年10月に始まってから、各地及び各銀行がスムーズに反応し、すでに段階的な成果を手にしている。
金融監督管理総局のデータによると、各地は11月末までに活動メカニズムにより1207万2000の零細経営主体を訪れ、うち194万2000が「申告リスト」に、130万3000が「推薦リスト」に入った。銀行は「推薦リスト」経営主体の2兆2000億元分の与信枠を新設し、新たに1兆2000億元の貸付を行った。
工商銀行は現在まで25万の零細企業に3300億元弱の与信枠を提供し、20万の零細企業に2400億元弱の貸付を行っている。農業銀行は43万の零細企業に5222億元の与信枠を提供し、42万の零細企業に2684億元の貸付を行っている。データによると、銀行の融資協調メカニズム「推薦リスト」経営主体への新規貸付の平均貸出金利は3.92%で、現在の全国の普恵型零細企業への新規貸付の平均貸出金利を下回っている。
中国民生銀行の温彬チーフエコノミストは、「インクルーシブ・ファイナンスは量の増加とコスト削減を実現し、サービスの可能性が持続的に上がり、金融サービスがより便利になっている。これはインクルーシブ・ファイナンスの短期、小規模、高頻度、緊急という資金の需要と高度に一致している。オンライン貸付の即時審査・即時貸付が実現し、信用貸付構造が持続的に最適化されている」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年12月12日