世界保健機関(WHO)が12日に発表した最新の報告書によると、世界の2022年の保健支出は9兆8000億ドルで、世界の国内総生産(GDP)の9.9%を占めた。減少は2000年以来初。
12月12日はユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)デーだ。WHOが同日発表した「2024年世界保健支出報告書」によると、2022年は世界の高所得・中高所得・中低所得・低所得国の1人平均の国内保健支出が前年と比べやや減少した。
報告書によると、自己負担が依然として30の低所得・中低所得国の保健資金の主な調達源となっている。うち20カ国では、保健の自己負担が50%以上で、貧困を激化させている。
WHOは、政府の保健関連の支出は、全国民のヘルス・カバレッジの実現にとって極めて重要と強調した。世界の45億人が基本的な保健サービスを受けられず、20億人が医療費により経済的に苦しむ状況下、政府支出における保健支出の優先度を下げることで恐ろしい結果が生じる可能性があるという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年12月13日