「海洋経済青書:中国海洋経済分析報告書(2024)」(以下「青書」)が、山東省青島市で発表された。青書は、海洋経済はすでに中国経済の新たな重要成長を促すエンジンになったと指摘。
青書は、海洋伝統産業の現代化の加速や、海洋新興産業の競争力の大幅な強化、及び海洋科学技術イノベーションの支援拡大といった、2023年の中国海洋経済発展の特徴を総括した。また海洋対外貿易の活力が顕在化した。
青書はまた、中国は23年に海洋産業のスマート化や、イノベーション成果の転化で重要な進展を迎えたと強調した。5G技術の導入は「5G+海洋牧場」や「5G+海洋油井掘削プラットフォーム」などの新業態の発展を促し、海洋経済に大きな原動力を注いだ。
青書は具体的に、中国は海洋漁業の深海・遠洋への発展を促し、全産業チェーンの新たな構造を構築したと指摘。深海・遠洋養殖が重点方向となり、23年末現在で深海養殖水体が498万立方メートルに、海産物生産量が39.3万トンにのぼっている。
青書はまた、中国の海洋経済発展は依然としてコア科学技術イノベーション、海洋新業態の発展、安全問題などの多くの挑戦に直面しており、これらの要素は海洋経済の質の高い発展を妨げているとした。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年12月19日