上海港のコンテナ取扱量が、22日までの年内で再び記録を更新した。15年連続で世界をリードする見込み。上海港の国際航路は現在350本弱で、世界の200以上の国及び地域の700以上の港をカバーしている。
国際水運ネットワークの構築の加速に伴い、上海港の世界の水運資源への配置能力が持続的に上がっている。水運金融、保険、国際海事仲裁などの機能が持続的に集約化されている。
上港集団生産業務部の楊炎浜副総経理は、「上海港の今年の水上貨物中継輸送の割合は過去最大の60%にのぼり、上海港のハブとしての機能がさらに上がる見込みだ」と述べた。
伝統的な埠頭と比べると、上海港洋山4期は人員を70%削減しつつ、総合的な効率を30%高めた。しかも1人平均の労働生産性は伝統的な埠頭の213%。
上港集団哪吒科技の黄桁総経理によると、埠頭に設置されている「中国チップ」の持続的なアップグレードにより、洋山4期の積み卸し物流能力及び効率が世界の自動化埠頭のトップに立っている。
洋山4期と羅涇コンテナ港エリアに続き、上海港の3つ目の自動化埠頭の建設準備が進められている。
米誌「American Journal of Transportation」が今年8月に発表した2023年度世界コンテナ港トップ100のうち、中国は計20港を占めた。
そのトップ10のうち中国からは、上海港、寧波舟山港、深セン港、青島港、広州港、天津港、香港港の7港が入選。
また「世界レベル海洋港湾クラスタ総合指数報告書(2024)」によると、長江デルタ中部港湾クラスタ、山東港港湾クラスタ、長江デルタ南部港湾クラスタ、珠江デルタ港湾クラスタが東京湾港湾クラスタやニューヨーク―ニュージャージー港湾クラスタと並び、世界レベル海洋港湾クラスタの先頭集団に入った。
税関総署が今月10日に発表したデータによると、中国の今年1−11月の物品貿易額は前年同期比4.9%増の40兆元弱だった。中国の貿易は安定的に今年を締めくくる見通しだ。
上海国際水運センターの建設が新たな段階に進んだ。東方の大型港では、より開放的な中国が脈動している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年12月27日
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