交通運輸部の李揚副部長はこのほど、国務院新聞弁公室が開催した「中国経済の質の高い発展の成果」シリーズ会見において、「交通運輸部は総合交通輸送の強みを発揮し、全社会の物流コストを削減する。2025年の全社会物流コスト削減額は3000億元にのぼる見込みだ」と述べた。
交通運輸部運輸サービス司の責任者である王繍春氏によると、今後は輸送構造の最適化に取り組む。京津冀(北京・天津・河北)、晋陝蒙(山西・陝西・内蒙古)、東北などの重点地域の大口貨物輸送の道路から鉄道及び水運への切り替えを持続的に推進し、沿岸部の港の大口貨物のグリーン集散輸送の割合をさらに高める。鉄道貨物輸送網プロジェクトを実施し、重点幹線鉄道及び着港鉄道専用線の建設を推進する。内陸河川水運体系連通プロジェクトを実施し、長江幹線、西江水運幹線、京杭運河などの幹線航路の能力強化を重点的に促す。
また、交通運輸部は交通・物流と産業の深い融合を促進する。先進製造業、重点原材料産業、「1業1策」交通物流サービス保障健全化及び改善措置に重点的に焦点を絞る。国際物流サービス保障体系を改善する。「宅配業工場進出」及びサービスの拡大を促し、EC物流の新モデルを作る。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年12月30 日